エスカレーター
- 製品分野
- 用途・産業
商業施設や公共施設など目的や用途に合わせて様々な形態で設置されております。トラス、スカートガード、デッキボードなどの構造体から手すりやLEDライトのカバー、乗降板などの意匠部品までを製作しています。
特長
グループ工場の司冠栄製作所内には仮組可能なスペースもあります。デッキボード製作用に特殊な工作機械も設備しており、土台の製作も可能となります。
用途
各社のエスカレーター用部品として使用されております。
トラス
エスカレーターの骨組みとなる構造部材です。一般的に、踏段(ステップ)レール、駆動装置、欄干(手すりの外側部分)など、全ての部品を支える役割を担っています。
スカートガードパネル
エスカレーターや動く歩道の欄干下部の部材でステップの側面と隙間を保って相対しているパネルです。隙間に物が挟まらないような加工をする必要があり、合成樹脂コーティングやブラシ状のディフレクターを付ける等、様々な加工パターンがあります。
側面パネル(欄干下部のパネル)
エスカレーターの構造的な側面を覆うパネルです。ガラスが使われている場合もあります。
ガラスパネルの場合、安全対策として地震などで割れた際の飛散や落下を防ぐための飛散防止フィルムが貼付されることがあります。広告、装飾を目的とした場合、 側面パネル部分に目隠しフィルムや、印刷を施した広告フィルムを貼り付けるエスカレーターグラフィックスという手法で、広告や利用者の誘導、注意喚起などの表示を行うこともあります。
デッキボード
デッキボードとは、エスカレーターの手すり(ハンドレール)の真下にある、水平な板状の部分を指します。利用者がエスカレーターの外側に身体や荷物を過度に乗り出したり、手すりに座ったりするのを防ぐための障壁となります。一部の最新機種では、デッキボードに乗り出したり座ったりするのを検出して音声で注意を促すセンサーやアナウンス機能が組み込まれている物もあります。
乗降板
コムプレート(Comb Plate)または床板(Landing Plate)とその先端にあるくし(コム)を組み合わせた部分を指します。この部分は、エスカレーターの乗り口と降り口で、利用者が安全に乗降するために非常に重要な役割を果たしています。特にくし(コム)部は重要で、乗客のつま先や異物、ゴミなどが床とステップの隙間に挟み込まれるのを防ぎ、過度の力がかかると安全上折れるように、プラスチックやポリカーボネート樹脂などで作られていることが多く、ほとんどの場合、黄色に着色され、ステップの出入りが一目で分かるように視認性が高められています。




