- 2025.08.26 技術情報 材料技術
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技術コラム:暑さに負けないゴム製品
夏の猛暑が続く季節には、高温環境でも柔軟性と機能性を保つゴム製品が欠かせません。代表的な例としては、保冷剤のパッケージ、断熱材のジョイント部分、エアコン配管の防振ゴムなどが挙げられます。
これらの製品は、冷却効果や断熱効果を維持しつつ、振動や劣化に強い素材が求められます。特にシリコンゴムやフッ素ゴムは、-60℃から+250℃という広い温度範囲に対応できる優れた耐熱性を持っています。
シリコンゴムは柔らかく変形しにくい特性があり、電気絶縁性や耐候性にも優れているため、エアコン内部やキッチン家電など高温になる環境で重宝されています。一方、フッ素ゴムは薬品や油にも強く、極端な温度変化にも耐えるため、産業用機器や自動車部品にも使われています。
こうした高性能ゴム製品があるからこそ、私たちは猛暑の中でも快適な暮らしを維持することができるのです。見えないところで活躍しているゴム素材は、夏の安全性と快適性を支える重要な存在といえるでしょう。

貴社のゴム製品の品質にお悩みはありませんか?
シリコンゴムやフッ素ゴムは、その優れた「耐熱性」「電気絶縁性」「耐候性」「耐薬品性」によって、建築設備や産業機器、自動車部品など幅広い分野で欠かせない存在となっています。
ゴム材料開発から試作、成形、量産まで一貫して対応できる当社は、厳しい温度環境や特殊条件下でも最適なゴム製品をご提案いたします。さらには製品の供給だけでなく、VA/VE活動を通じたコスト削減と品質向上を両立し、貴社の製品価値向上をサポートいたします。
製品開発や改良のご相談など、お気軽にお問い合わせください。