- 2025.10.20 技術情報 コラム
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技術コラム:医療現場を支えるゴム製品
ゴムは、医療の現場においても欠かせない素材の一つです。その柔軟性、密閉性、耐薬品性といった特性を活かし、さまざまな医療機器に使用されています。
代表的な例としては、手術や診察時に使用される医療用手袋、輸液や酸素供給に欠かせないチューブ類、そして注射器のシール材やゴム栓などがあります。
これらの部品は、患者の命を守る医療行為の正確性と安全性を支える重要な役割を担っており、日々の診療や手術の現場で活躍しています。
また、近年注目されているのが、ラテックスアレルギーに配慮した製品の開発です。天然ゴム由来のラテックスに反応する患者や医療従事者の健康を守るため、合成ゴムや非ラテックス素材を用いた手袋や医療用チューブなどが広く採用されるようになりました。
これにより、より安全で快適な医療環境の実現が進んでおり、医療の質の向上にも貢献しています。災害医療や救急対応といった場面でも、信頼性の高いゴム製品は不可欠であり、私たちの命と健康を陰で支える“縁の下の力持ち”と言える存在です。
今後も医療技術の進歩とともに、ゴムの可能性はますます広がっていくでしょう。

医療現場におけるゴムの主な用途
医療用手袋
感染予防と衛生管理に不可欠な医療用ゴム手袋
医療用チューブ
点滴や輸血などに使用される柔軟で安全なゴムチューブ
注射器シール材
薬液の漏れを防ぎ、正確な投与を可能にするゴムシール
低アレルギー素材
ラテックスアレルギーに配慮した新素材の開発
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ゴムの柔軟性、密閉性、耐薬品性といった特性は、災害医療や救急対応といった場面で医療の質の向上に貢献しています。
司ゴムグループでは、長年培ってきたゴムの知識と技術力を活かし、お客様の課題を解決する製品を幅広くご提案しています。
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