司ゴム電材株式会社 TSUKASA RUBBER&ELECTRIC MATERIALS CO.,LTD.

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2025.11.25 技術情報 コラム

技術コラム:日本とゴムの歴史

日本にゴムが本格的に伝わったのは明治時代のことです。西洋からの技術や文化が急速に流入したこの時代、ゴムは新たな素材として注目を集めました。当初は輸入に頼っていたゴム製品も、やがて国内での加工技術が発展し、産業としての基盤が築かれていきます。特に第二次世界大戦後の復興期には、国の再建を支える重要な素材としてゴムの需要が急増しました。

1950年代に入ると、日本のタイヤ産業が著しく発展します。高度経済成長期には、自動車の普及とともにタイヤの需要も増加し、それに伴い工業用ゴム製品の開発と生産も進みました。耐熱性、耐摩耗性、そして安全性を追求する中で、日本の技術者たちは独自の改良を重ね、品質の高さで世界に誇れる製品を生み出していきました。

こうして日本は、単なる輸入国から、高品質なゴム製品を生産・輸出する国へと成長します。その背景には、細部にまでこだわる日本のものづくり精神があります。目に見えない部分にも妥協を許さず、耐久性や機能性を徹底的に追求する姿勢が、ゴム産業の発展を支えてきました。

今、私たちが直面する環境問題や資源の有効活用といった課題にも、この歴史は大きな示唆を与えてくれます。過去から学び、未来へ活かすものづくりの姿勢こそが、持続可能な社会を築く鍵となるのです。


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